2011年10月11日
2011.10.9中年3人旅 一日目檜枝岐
10月の3連休の後半二日間、もともとはActonさんの提案で
檜枝岐川を下る予定でしたが、Actonさん急な仕事で来れなくなり
代わりにDOHAさんが参加してくださいました。
福島の豪雨災害の後に下るのは多分我々が初めてでは
ないかと思いますが、災害後の変化もレポートしたいと思います。
まずはいつもの屏風岩Pに待ち合わせ。
仙人今日はまたまた新兵器VIO?を頭につけて下ります。
防水のフルハイビジョン動画ヘッドカムで、リモートスイッチを
胸につけられます。
そして、僕も新兵器、KEENのゴルジュブーツ。
以前から脚が弱り気味の僕は岩場で滑りやすく
何度かカヤックを担いだまま滑ったことがあります。
そこで以前からすべらないカヤックシューズでしかもドライスーツ
で履けるものはないかと探していたのですが、
今回アメリカの通販で手に入れた29cmのものです。
結論から言えば「最高!」
乾いた岩場では全くと言っていいほどすべりません。
濡れた岩でもかなり滑りにくいです。
しかも足の出し入れがし易い。
また中にインナーのソールが入っていて
窮屈さの加減ができます。おそらく夏はインナーを使い
冬はドライパンツでインナーを抜いて使うことを
想定しているのでしょう。
これは買いです!サイズがこれほど大きくなければ
CLASS5でも買えるようですよ。
さて能書きはこのくらいにして川は?
実は、ここまで来る途中の小さな沢がみな土石流で
U字谷となっていて、すさまじい量の大きな岩を含んだ土砂が
流れたあとがそこかしこにありました。
これは川はいったいどうなってるのかと思いました。
これは橋から見たカエル飛びの瀬です。
一見変わりません。
これはスタート地点の渕です。
以前は、浅い所が無かったのですが、
今は舟を座礁させられます。うーん大分埋まったんでしょう。
S字ねじりの滝側を望みます。
全体的に岩盤が真っ白になってます。
表面が削られたんでしょうね。
さて川は?
まあ出会いの瀬は漕いだ感じではそれほど変化はありません。
次はいよいよカエル飛びです。まず仙人。
そして僕。
DOHAさん。
なんか違うんですよね。
そう、着水までの高さが低いんです。
出だしは一緒ですから、下の水位が上がってるんですね。
つまり、下のトロ場の出口に岩が堆積して水位が高く成ったわけです。
それに、かえって巻も強くなった感じです。
エディーで待っていると自然に吸い込まれそうになります。
カエル飛びというよりカエルドロップくらいになってしまいました。
さてその先の岩盤の瀬。
上から見るとそれほど変わりませんが
一番下の岩の積み上がった部分が岩盤の方へせり出して
岩盤との間が2-3mしかありません。
今回は水量がほどほどでしたので、それほど苦労はしませんでしたが
水量が多いと直接岩盤に当たりますので要注意ですね。
その下のせでDOHAさんあわや!
岩岩でやっぱり気は抜けませんね。
いよいよ黄金の一マイルに入ります。やっぱり美しい!
そしていつもの昼食の場。かなり砂利が積み上がって新しい河原ができてます。
ここで新発見。
以前は全く見えなかったのですが、草が減ったせいで廃道が顔を出しました。
ずっと歩いて見ると
苔むして朽ち果てたベンチが。
さらに進むと古い崖崩れがありそこからさらに国道へつながっていました。
がけ崩れのところで向こうから侵入禁止になっていましたが
そこは簡単に迂回できるので、何かの時のエスケープには十分使えます。
あと1-2週で紅葉最盛期でさぞかし美しいでしょう。
本日のツアーリーダー仙人、飛ばします。
滝は健在です。
そしていよいよ後半の核心部!稲妻ドロップ!のはずが
そこには、2つの岩に挟まれたウエーブが!
岩の頂点には見覚えがあります。
がっかりする仙人。
稲妻ドロップの手前に大量の岩が積み重なってしまったんですね。
地形的にも岩を止める堰堤の役目をしてますから。
まあ、また大量の岩を運ばない程度の大水が出て
少しずつ岩が流されれば、いつかは復活するかもしれません。
最後に稲妻をクリーンクリアされた南極3号さんの
映像を心に留めておくことにします。
鉄砲水のあとです。奥に大量の木々が折り重なっています。
花木の宿の方に話を聞いた所、豪雨の際は
1週間、上流側下流側の道が閉ざされたとのこと。
爪後から察するに生きた心地もしなかった方たちが
たくさんいらっしゃたものと思います。
道に土砂が溢れ、逃げ遅れた人たちは家で震えているしか
なかったはずですから。
夕暮れもせまり
そんなこんなでゴール。
ここも今まで崖で上がれなかったところが
河原まで土砂に埋まり、簡単に上に上がれるように
なってました。
着替えた仙人の肩にかわいいお客さんが
帰り際屏風岩Pに捨てられた土砂
こんなんがそこら中にあります
夜は、檜枝岐村にある薬膳の民宿「松源」さんに泊りました。
料理はとても美味しく
値段も安くとても良い宿でした。
二日目摺上川に続く。
檜枝岐川を下る予定でしたが、Actonさん急な仕事で来れなくなり
代わりにDOHAさんが参加してくださいました。
福島の豪雨災害の後に下るのは多分我々が初めてでは
ないかと思いますが、災害後の変化もレポートしたいと思います。
まずはいつもの屏風岩Pに待ち合わせ。
仙人今日はまたまた新兵器VIO?を頭につけて下ります。
防水のフルハイビジョン動画ヘッドカムで、リモートスイッチを
胸につけられます。
そして、僕も新兵器、KEENのゴルジュブーツ。
以前から脚が弱り気味の僕は岩場で滑りやすく
何度かカヤックを担いだまま滑ったことがあります。
そこで以前からすべらないカヤックシューズでしかもドライスーツ
で履けるものはないかと探していたのですが、
今回アメリカの通販で手に入れた29cmのものです。
結論から言えば「最高!」
乾いた岩場では全くと言っていいほどすべりません。
濡れた岩でもかなり滑りにくいです。
しかも足の出し入れがし易い。
また中にインナーのソールが入っていて
窮屈さの加減ができます。おそらく夏はインナーを使い
冬はドライパンツでインナーを抜いて使うことを
想定しているのでしょう。
これは買いです!サイズがこれほど大きくなければ
CLASS5でも買えるようですよ。
さて能書きはこのくらいにして川は?
実は、ここまで来る途中の小さな沢がみな土石流で
U字谷となっていて、すさまじい量の大きな岩を含んだ土砂が
流れたあとがそこかしこにありました。
これは川はいったいどうなってるのかと思いました。
これは橋から見たカエル飛びの瀬です。
一見変わりません。
これはスタート地点の渕です。
以前は、浅い所が無かったのですが、
今は舟を座礁させられます。うーん大分埋まったんでしょう。
S字ねじりの滝側を望みます。
全体的に岩盤が真っ白になってます。
表面が削られたんでしょうね。
さて川は?
まあ出会いの瀬は漕いだ感じではそれほど変化はありません。
次はいよいよカエル飛びです。まず仙人。
そして僕。
DOHAさん。
なんか違うんですよね。
そう、着水までの高さが低いんです。
出だしは一緒ですから、下の水位が上がってるんですね。
つまり、下のトロ場の出口に岩が堆積して水位が高く成ったわけです。
それに、かえって巻も強くなった感じです。
エディーで待っていると自然に吸い込まれそうになります。
カエル飛びというよりカエルドロップくらいになってしまいました。
さてその先の岩盤の瀬。
上から見るとそれほど変わりませんが
一番下の岩の積み上がった部分が岩盤の方へせり出して
岩盤との間が2-3mしかありません。
今回は水量がほどほどでしたので、それほど苦労はしませんでしたが
水量が多いと直接岩盤に当たりますので要注意ですね。
その下のせでDOHAさんあわや!
岩岩でやっぱり気は抜けませんね。
いよいよ黄金の一マイルに入ります。やっぱり美しい!
そしていつもの昼食の場。かなり砂利が積み上がって新しい河原ができてます。
ここで新発見。
以前は全く見えなかったのですが、草が減ったせいで廃道が顔を出しました。
ずっと歩いて見ると
苔むして朽ち果てたベンチが。
さらに進むと古い崖崩れがありそこからさらに国道へつながっていました。
がけ崩れのところで向こうから侵入禁止になっていましたが
そこは簡単に迂回できるので、何かの時のエスケープには十分使えます。
あと1-2週で紅葉最盛期でさぞかし美しいでしょう。
本日のツアーリーダー仙人、飛ばします。
滝は健在です。
そしていよいよ後半の核心部!稲妻ドロップ!のはずが
そこには、2つの岩に挟まれたウエーブが!
岩の頂点には見覚えがあります。
がっかりする仙人。
稲妻ドロップの手前に大量の岩が積み重なってしまったんですね。
地形的にも岩を止める堰堤の役目をしてますから。
まあ、また大量の岩を運ばない程度の大水が出て
少しずつ岩が流されれば、いつかは復活するかもしれません。
最後に稲妻をクリーンクリアされた南極3号さんの
映像を心に留めておくことにします。
鉄砲水のあとです。奥に大量の木々が折り重なっています。
花木の宿の方に話を聞いた所、豪雨の際は
1週間、上流側下流側の道が閉ざされたとのこと。
爪後から察するに生きた心地もしなかった方たちが
たくさんいらっしゃたものと思います。
道に土砂が溢れ、逃げ遅れた人たちは家で震えているしか
なかったはずですから。
夕暮れもせまり
そんなこんなでゴール。
ここも今まで崖で上がれなかったところが
河原まで土砂に埋まり、簡単に上に上がれるように
なってました。
着替えた仙人の肩にかわいいお客さんが
帰り際屏風岩Pに捨てられた土砂
こんなんがそこら中にあります
夜は、檜枝岐村にある薬膳の民宿「松源」さんに泊りました。
料理はとても美味しく
値段も安くとても良い宿でした。
二日目摺上川に続く。
Posted by へたっぴカヤッカー at 20:03│Comments(5)
│檜枝岐川
この記事へのコメント
調査報告有り難うございます。
これがイナズマドロップなんですか???
これがイナズマドロップなんですか???
Posted by よういち at 2011年10月11日 20:14
素晴らしい清流は変わってないですね。よかった。さすが我が心のホームリバー、檜枝岐。
でも、よく「川は逃げないから」と漕ぎにいけない人を慰めますが、ぐずぐずしてたら瀬はなくなるんですね。無理は禁物ですが、川での一期一会を大切にしないと、と思いました。
紅葉は今週末から来週ですね。月末class5ツアーじゃ間に合わないなぁ。どうしよ。
でも、よく「川は逃げないから」と漕ぎにいけない人を慰めますが、ぐずぐずしてたら瀬はなくなるんですね。無理は禁物ですが、川での一期一会を大切にしないと、と思いました。
紅葉は今週末から来週ですね。月末class5ツアーじゃ間に合わないなぁ。どうしよ。
Posted by 南極3号 at 2011年10月11日 22:49
稲妻ドロップが見る影もないですね。でも檜枝岐の住民の方たちの苦労もひとしおですね。
Posted by 元やん at 2011年10月12日 06:01
檜枝岐も変わりましたか。
でも、自然ですからね。
また、いつか元の様になる事を祈っています。
でも、自然ですからね。
また、いつか元の様になる事を祈っています。
Posted by 府中人(杜の都) at 2011年10月13日 18:00
みなさん、そうです!川は刻々と姿を変えてゆくのです。でも長い自然の年月から考えれば人の一生なんて一瞬に過ぎないのですから。
Posted by へたっぴカヤッカー at 2011年10月14日 21:31