中年カヤック奮戦記

今日はActonさんと那珂川上流へ行ってきました。
下流の水量はまあまあ増えているので、ある程度水量はあるかと期待していたのですが、
前回よりももっと少ないくらい。
とにかく、各瀬ではどのラインがスムーズに下れるかを考え、
各瀞場ではどこを通ったらスタックしないかを考え通しでした。
しかし、こんな水量でも魔物は潜んでいました！
後半に差し掛かるあたりにいかの瀬というところがあります。
前回もここで引っかかって沈脱したいわくつきのところですが、
降りてゆくと、中くらいの岩があり、左へ行くと岩の上をポアオーバーして落ちる（ことになる９
岩の上にも水は流れているけど引っかかりそうな水量。
急カーブして岩を右へよけてすぐ左にターンするのがラインには見えます。
そこまでは良かったのですが、岩にサイドからあたり
上流側に傾いてしまったので、そのままラップ。舟から出るのは簡単でしたが....

このあと、舟ががっちりとはまってしまい、スローロープを掛けてみましたがびくともしません。
岩の上にのって、太い木の枝を差し込んでみましたが、多少は上流下流側には動くけど
前後に動く気配なし。

舟に車のキーも入っているので、ドライバッグだけでも取り出そうとしましたが、
水圧で奥のほうへうごいてしまい、カラビナにも触れません。
一時は途方にくれましたが、心機一転。もう一回水の中に入り、直接舟のスターンを持ち上げると
なんとか上がり、ようやく脱出させることができました。

考えてみれば、舟を水圧の方向の上流下流方向に動かすのは無理で
水流と直交する方向には動き易いわけです。
また、上からは水は岩の両側に分かれて流れているように感じますが、
水に入って体で感じてみると、ほとんどは岩の上を流れていて実際は左右への流れは
すくないのです。
結局一番いいラインは岩の上を乗り上げてブーフなんですかねー。
まあしかし勉強になりました！でもいとにかく怪我もなく（多少打撲はしましたが）
船も無事で、帰ってくることができました。良かった良かった。
今度からロープは体につけよう！
キーは体のどこかにしまっておいたほうがいいかも。