中年カヤック奮戦記

5/5の事を先に書いてしまいますが、
宿の前を流れる湯ノ岐川が実に美しく
またなかなか楽しそうな渓相で、
例年はゴールデンウイークにはすでに
雪解けが終わっていて、水が少ないそうですが
今年は3月が寒くてまだ山には残雪が多量にあり水がかなり多いです。
3人で相談の上、この川を下ってみようかという話になり
昨夕十分に道路や、藪漕ぎして崖の上などから十分下見をして下ることになりました。
下る時期が限定されていることや川自体が地図上では小さいことから
多分ファーストディセンドと考えました。
その後ネットでも調べましたが、他の記載は見つからないので
ファーストディセンド（多分）とさせて頂きました。
さて、朝もう一度上流の核心部（深い渓谷）を確認しようということになり
車から降りて崖上から眺めると、狭い渓谷の中央に長いログが
入っているのが見えました。やや水面より上にあるようです。
流れは強くは無いようでしたが、行ってみてひっかかかれば大惨事
になりかねませんので、ここは大人の判断として
下流のしらかば公園をスタートとしました。

しらかば公園の駐車場です。


ここから軽くドライエントリーです。癒しです。

最初は、あくまでもさらさらと癒しの渓流です。

公園脇に、小さい堰堤があります。高さは膝くらいですがいちおう脇をかつぎました。

そしてだんだんと、ダンダンダーンと降りる岩盤に突入します。


滑ってはぼっとん、すべってはぼっとんという感じです。
険悪なホールはありません。


途中こんなログもあります。上を通れました。
さて、前半のハイライトの堰堤です。中央左岸よりに舟を載せられるような
岩？がありそこからスカウトしました。
（前日上から眺めてはいます）
左岸側は強い流れで抜けているのですが
降りたところがホールになっていることと、
降りた先に岩が居座っているのでちょっと怖そう。
いっぽう堰堤の流れ自体は堰堤が古いたためか
ところどころ流れが落ちていないところがあります。
流れ落ちが一定でないのと、水量もそれほど落ちていない
ので安全と考え、堰堤を直接落ちるのを選択しました。

まず見本を示した仙人。

無事に降りた府中人氏。

堰堤を過ぎると、温泉までこんな落ち込みが続きます。


そのあと、温泉の中の流れ、通称「大滝、小滝」になります。

仙人が先に降りて、あとから上から眺めても仙人がいません。
丸いスライダーがだんだーんと続きその下は落ち込みになっています。
それほどの落ち込みには見えなかったのですが、
まさか仙人まかれたか？と心配しつつ下り始めたら（止まれないので）
ひょっこり、右のエディーから顔がのぞきました。
ああ良かった！ひょー！ってな感じで降ります。

大滝小滝の下も軽快な瀬になっていて
それを、道路から眺めた動画です。
楽しそうでしょ。


途中、こんな滝も合流します。

川岸に共同浴場があります。
こんなのが、村の中４箇所くらいあるそうです。
全部源泉60度とのこと。

そして後半最大の難所、高い堰堤があります。
幸い、手前が流れが止まって、横の休耕田？にすぐ上がれます。
そして、堰堤の先へ降りる小道があるので（がけみたいな）
そこはロープで一艇ずつ、舟をおろします。

大迫力で声もよく聞こえません。

堰堤下の府中人氏。HEROで危なげありません。

その後もこんな感じの瀬が続き

昼食休憩。宿で作ってもらったおにぎりが絶品。
南会津のお米は（多分）美味しいです。



どんどんどーんってHERO軽快です。



こんな感じで最後まで清冽な風景の中

楽しかったダウンリバーも終を迎えました。
一同、おそらくのファーストディセンドに大満足。
入念な下見をしたかいがありましたね。
天候と水量に恵まれた最高の二日間でした。